デジタル・リマスター物 [AOR]
リイシュー版についてここ1~2年にリマスターされた物はほんとに音が良くなった思う。
少し前まではあまり気にしていなかったのに何故か買い直しするほどになるとは・・・・・
それだけCDが成熟してきたということでしょう。
そんなこと思いつつ・・・
AOR定番のBOZの『SILK DEGREES』とGino Vannelliの『BROTHER TO BROTHER』を入手しました。
『SILK~』は'95年再発物を持っていて、今気づいたのですがSBM(スーパー・ビット・マッピング)の紙ジャケ物でした。今回は紙ジャケではなく「DSDリマスター」と表示あり。
前に持っていた物もリマスターなんですが、今回買った物と10年の開きがあり興味深く聴き比べさせて貰いました。やはり今回の方が各パートが厚みがあるというか太くなっています。レベルにしても近くで一歩前で演奏しているような感じです。マスターテープの音は70年代でもこんなにも良かったんだとある意味感心してしまいました。
『BROTHER~』は'97年の物で目についた表示はありません。今回は紙ジャケで「'06年2月リマスター」と表示あり。先の物より1年半位こちらの方が新しいリマスター。
結論から言うとレコードとカセットテープ位の情報量の違いがあります。曲の始まりが僅かにフェードインになっていてこのリマスターの特徴かなと気になって改めて前のCDを聴いたら・・・前のでもなっていました。でも今回のを聴くまでそれが気にならなかったのです。
中低音に特徴があったBASSはレンジが下まで伸び、ドラムも生で聴いているようなリアルさがありシンバル等も上に伸ばしているのではなく厚みを感じます。言葉では上手く表現できないな~。
確かCDの出始めの頃ってうたい文句が、劣化しない、スタジオのマスターテープと同じ音質とかいうのも有ったような気がしますが、それがやっと20年以上経って次世代のSACD、BDに主流が移る前にそれが実現したということは技術の進歩もありますが感慨深いです。
こうなればリイシュー版はオリジナルマスターテープが完全に劣化する前に全部デジタルリマスター化してほしいな、次世代に良い物を残すという意味で・・。
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SACDとCD版最新リマスターを聞き比べてみたくなった。たぶんCDよりも音がデジタルっぽく無く自然な感じなんだろうな~。
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